Windows Vista sp2 からWindows 7 sp1 アップグレード

 

今回はWindows Vista SP2のOS搭載の一体型パソコンの、OSアップグレード時の作業記録です。

PC機種名:FUJITSU LX/B70D 製造時期:2008年8月~11月頃 (親の余剰パソコンです)

富士通 FMV-DESKPOWER LX/B70D FMVLXB70Dの詳細スペック・仕様← 富士通公式サイトURLより引用した外部リンクです。

記事タイトルはWindows 7 sp1へのアップグレードとしていますが、
当初はWindows 8 へのアップグレードを済ませて、Windows 10へのアップグレード権を得る事が目的でした。
(それと同時に2013年に購入後、未使用だったWindows 8 OS を使用する目的も含みます)

Windows 8 OSを購入♪(2013年01月27日)← Windows 8 OS 購入時の私のHP内の記事への直リンクです。

結論から書くと、Windows 8 へのアップグレードを一番最初に試みましたが、インストール出来ませんでした。

(その時の様子を中心に記事を構成しています)

その為、急遽予定を変更してWindows 7 sp1 へ、アップグレードした時の作業記録となります。

(作業日:2019年04月10日~2019年04月11日)

 

Windows 8インストール編(1日目)

これは今回作業するパソコンの一部を撮影した物です。

懐かしのCore 2 Duoのステッカーも貼ってあります。

ほぼ、電源入れず未使用だった物なので最初からOSが普通に起動しませんでした。

修復スタートアップから起動します。

そうすると、普通に起動。

しかし、さすがマイクロソフト史上最強に動作が重いと感じるOSのWindows Vista。 起動後も、もっさりとした動きです(笑)

パソコンの中身は全消しOK(親に確認済)なので、即効でアップグレード準備をします。

OSのエディションや、ハードウェアの構成等の確認を先に済ませます。

早速、Windows 8 のアップグレード用DVDを入れて、セットアップがスタートします。

この時点では、これだったら楽勝でWindows 8 化は、イケるなと思っていました。

オンラインで今すぐ推奨する更新プログラムをインストールする(推奨)を選択しました。

ここで、プロダクトキーの入力を求められます。

購入時のキーは、しっかり残してあるので、プロダクトキーを入力します。

(入力時は、半角/英数で入力しますが、大文字、小文字の区別せず入力しても大丈夫な仕様でした)

プロダクトキー入力後に次へをクリックすると検証されました。メッセージが出ます。

※この時点で、ネット回線に繋いでいましたが、後の再作業時に確認すると、ネット回線は未接続でも、キーの検証は、されるようでした。

インストールメディアと、プロダクトキーのみで紐付されている仕様なのでしょう。

次へ(N)をクリックします。

同意します(I) にチェックを入れて、同意する(A)をクリックします。

Windows設定と個人用ファイルを引き継ぐ にチェックして、次へ(N)をクリックします。

そうすると、インストールを続行する前に、PCを再起動してください。メッセージが出ました。

再起動 をクリックします。

これが見納めになるかもと思い、Windows Vistaのシャットダウン画面撮影。

同じく、Windows Vistaの、ようこそ画面も撮影。

再起動後は、Windows 8をインストールしてよろしいですか?ダイアログボックスが表示されます。

「中断した所から続行する」 を選択し、次へ(N)をクリックします。

しかし、ここから超長い待ち時間のスタートでした!!

10:00~インストール開始して、21:00頃まで「Windows 8をインストールしています」→ 0%のまま。

これは、ラチがあかないと強制的に電源を切って、再度同じ方法で、インストール開始しました。

そうすると、あら不思議!インストールは普通に進みだしました。

御馴染みの、Windows 田マークも出現。

Windowsブートマネージャーが立ち上がり、どれか選択して下さいと表示されています。

とりあえずWindows 8を選択してEnterキーを押します。

通常通りに、セットアップは進みました。

再起動後に英文で、ハードウェアに問題アリ!らしき?メッセージ表示後に、「Windows 8をインストールできませんでした」が表示されました。

この後も、Windows 8のインストールを再作業してWindowsブートマネージャーの他の2つの項目を選択しても全く同じ症状。

という事で、Windows Vistaのまま起動して、ダメ元でWindows 10のインストールを試みました。

画像はWindows 10 インストール用メディアのUSB版。

続行(C)をクリックします。

予想通り、アップグレードサポート外のOSなので、「インストールを開始できません」メッセージが出て終了。

この日は、疲れたので作業は終了しました。

 

Windows 8インストール編(2日目)

OSアップグレード失敗の原因は特定出来ませんでしたが、基本に立ち返りWindows Vistaの修正プログラム未適用部分の修正を試みました。

すでにマイクロソフト公式サポートは終了しているのでWindows Updateからの修正プログラムの適用が不可な為、
ネットからVista用の修正プログラム + office用の修正プログラムも複数探してダウンロードしました。

Windows Vistaの未適用の修正プログラムが、いくつかあったので全て適用しました。(office系の修正プログラムも同様に作業)

Windows Vista修正プログラム適用中の様子。

修正プログラム適用後に、改めてWindows 8をインストール開始しました。

今回は、何も引き継がない を選択してインストールしました。

一見、順調にインストールが進んでいるように見えましたが、最後は前日と同様に「Windows 8をインストールできませんでした」で終了。

この後も数えていませんが何パターンか、Windows 8のインストールを試みましたが、さすがに疲れました(笑)

Windows 8インストール編(2日目)の作業から約3時間以上経過しています。

と、言う事でWindows 8化は、あきらめました!(ここまでの作業時間は前日からの分を含めると約15時間でした)

 

Windows 7 sp1 インストール編

ここから方針変更して、Windows 7 sp1 にアップデートする事にしました。

Windows Vistaを起動してWindows 7インストールメディアから上書きインストールを開始します。

Windows 7インストール中の画面。

ほぼ、自動的に再起動しながら進みます。

プロダクトキーを入力して、次へ(N) をクリックします。

インストール完了後は「NET Framework Version 4.5を修復する必要があります。」から始まり、修復に20分程かかりましたが、無事にアップグレード完了。

(作業時間:2時間)

この様に、Windows 7であれば、拍子抜けする程、アッサリとOSのアップグレード完了。

更に再起動後に、Windows updateで200件近くの修正プログラムも適用しました。

(作業時間:約3時間)

これに気を良くし、Windows 10化も、イケるのでは?と思い浮かびWindows 10インストールを試みました!

そうすると、残念ながらWindows 8の時と同様のメッセージが表示され「Windows 10をインストールできませんでした」で終了です!

「0xC1900101-0x20017 BOOT操作中にエラーが発生したため、インストールはSAFE_OSフェーズで失敗しました」の表示。

エラーメッセージを元に、ネット情報を検索して何度か試行錯誤しましたが私の知識では、これ以上は進めませんでした。

以下の2つが、ネット情報を検索して実行した操作。

1. BIOS設定より、レガシーUSBを無効にすると成功した事例がありましたが、このPCのBIOSには設定項目が無くてNG。

2. CドライブのOEMパーティションを削除してからWindows 10を再インストールしてもNG。

という事で、Windows 10化は、あきらめてWindows 7 sp1までのアップグレードで作業終了としました。

(作業時間:約2.5時間)

 

今回は久しぶりに作業に苦労しましたが、古いPCのOSをアップグレードするには、
トラブルが起きると膨大な作業時間が必要になる!という事を示す記事になりました。

Windows 10 化出来なかったのは残念でしたが、Windows Vista と比較するとWindows 7 の動作は明らかに軽くなり快適です。

2020年01月14日まではマイクロソフトの延長サポート期間があるので、それまでは修正プログラムを適用させていく方針です。

という事で、今回のパソコンはWindows 7 sp1 化で、OSアップグレード作業は終了にしようと思います!

 

2019/04/20作成

Home